富士市での震災瓦礫受け入れについて

だいぶ遅くなったけど、25日水曜日の広見地区瓦礫受け入れ説明会について。
他地区の説明会に参加した人たちが言うとおり、試験焼却を行うこと前提、事後承諾を求める会でした。
こちらのブログに様子が書かれています。
http://change2011.blog.fc2.com/blog-entry-137.html
正直言って、お偉いさん方にがっかりしました。
何を質問しても、「国が・・・」です、
国がじゃなくて、市民の声を聞いてくださいとお願いしてきました。


ここで私の意見を述べると、今の時点では私は受け入れには反対です。
放射能をはじめとして、アスベストや砒素などの有害物質が含まれる瓦礫を、東北地方から静岡県にまで運んで、しかもそれを焼却するということが安全だと証明できないから。
もちろん、危険であることも証明できない、危険であることの根拠がない、というのもそうだけど、相手は放射能なので、安全かどうかわからないという段階では受け入れるべきではないと思います。

当然ですが、被災地を助けたい、被災されている方を助けたい、復興を支援したいです。
でも、広域処理することだけが復興支援??
はっきり言って私は被災地をこの目で見ていないので、状況を把握していません。
ネットとか、テレビとか、実際に被災地に行った人の話を聞いただけ。
一番身近では、父が何度か被災地へ足を運んでボランティア活動をしています。
石巻などに行ったかと思います。

父の話では、瓦礫の量はとにかくひどい。ものすごい量だと。
父は当初は瓦礫受け入れには賛成、というより、そうするほかないだろうという考えでした。
最近では、危険性なども考慮して、再考しているようです。

同じ考えの人は多いと思います。
私も、瓦礫は移動したほうがいいだろうと思います。
たとえば、子どもたちが毎日勉強している学校のとなりに瓦礫が積み重なっているとか、
目が慣れてくることがまた、悲しいです。

受け入れ反対派の意見に、現地雇用を奪うからという理由があります。
私もそれは思いますが、あくまでも瓦礫移動の雇用であるほうがいいと思います。
たとえ東北地方であっても、焼却は安全ではないと思います。
瓦礫を使って、被災地の沿岸部に堤防を作るというのも、あります。
うまくいけば、すごく良いと思うけど、あまり人は近づかない方がいいと思うし、海洋汚染の心配もあるのでは・・・?
これらを考えると、素人考えですが福島第一原発のまわりに瓦礫を集めるのが一番いいのでは?
これが最終的な私の意見です。
これは、福島で子育てをしている友人も言っていました。
福島の方でもいろんな意見があると思いますが・・・。


瓦礫受け入れすることで、被災地の瓦礫が撤去されていくのはいいですが、
たとえば受け入れた地区で放射線量が上がったら?
焼却灰を、どのように処理するのか?
今のままでは埋め立てです。
土壌や地下水に影響はないのでしょうか?

地下水に影響したら、川に流れて、海に流れて、富士市だけの問題ではありません。

助けたい気持ちはあるけど、今は瓦礫受け入れの形で支援するというのには賛成できないです。
受け入れた自治体には多額の助成金もおりてきます。
そのお金を是非被災地に回せないものかと思います。

一番の問題は、市民の知らないうちにいつのまにか富士市での試験焼却が決定していたこと。
先日の説明会でも多くの方が質問していました。
「なぜ、広報でも回覧板でも、この説明会開催のお知らせをしないんですか」
広見地区は焼却所のある地区で、世帯数も5000はあるそうです。
それなのに、会場はがらがら。
ほとんどの人が説明会が開かれたことさえ知らないんです。

市長や市役所の担当の方に、広報を徹底していただくことをお願いしてきました。
意見は人それぞれ違って当然。賛成反対あると思うけど、議論する場もなく意見する場もなく、お偉いさんたちの勝手な判断で決められては困ります。

また、報告します。

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